私は仕事柄、たくさんの方とお会いします。
それは、言葉づかいが前向きで丁寧であること。
礼節があり、行動的で、思いやりを感じる人です。
逆に「アドバイスが欲しい」というので、アドバイスをすると、ことごとく否定する方もいます。
どんなアドバイスをしても「時間が無い」「お金がない」「任せられる人がいない」と言葉巧みに、返答してきます。
とはいえ、ことらもその返事に、ひとつ、ひとつ丁寧にお答えするのですが、否定する言葉がみつからないと最後には「頭が悪くて・・・」「自分は運が悪いので・・・」
と、どうしようも無いことを言ってきます。
うーん、これはうまくいくわけがありません。
また会いたいとは、思いにくいです。
はっきり言って、「うまくいく、いかない」に、時間も、お金も、知識も関係ありません。
「やるか、やらないか」だけです。
あれこれ、言い訳を並べてやらないのは、結局のところ「本気」ではないのです。
いまのままでいいと思っているのです。
何だかんだ言いながら、その現状を変えるつもりがないのです。
極端にいえば、その状況にどっぷりと浸かっているのが好きんなのです。
自分自身が変わるという努力や痛みを感じるよりは、現状のままがラクだと思っているのです。
だから、本気で変わる気が無い方は、セミナーに参加しても、書籍をどれだけ読んでも、一ミリも向上しません。
向上するのは、自分は物知りだ、だれだれを知っているという妙なプライドだけです。
そして「やるか、やらないか」を決断する時に、一番考えてはいけない考え方は、自分に「出来るか、出来ないか」という問答です。
新しい事にチャレンジしようとしているのに、100％成功する確証なんてどこにもありません。
出来るか、出来ないかを考えたら、出来ない事のほうが圧倒的に多いことでしょう。
まずは、「やるか、やらないか」を決める。
そして、やると決めたら、不眠不休で徹夜してでも、土下座してでも、周囲の方の力を借りてでも何が何でもやりきることです。
自分の運が悪いと思っている方は、運は行動することによって好転するということを心に留めておく必要があります。
まずは、決める。そして、行動する。
運は動より生ずるのです。
新しい自分に生まれかわる。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に変わろうと思ったら相当な苦痛を伴います。
身体的な痛みというより、むしろ心理的な痛みです。
私たちは変わらないほうがラクなのです。
そして、目には見えない潜在意識によって、現状維持させようとする力が働くそうです。
潜在意識によるブレーキは、変化することによって、危害など災害が起きないようにするための、ある種の防衛本能のようなものなのでしょう。
潜在意識かられば「いままで安全に生きてきてるんだから、わざわざ変なことしないでよ～。このままでいようよ」ということかもしれません。
しかし、私たちは仕事でもプライベートでも、時として、変わらなけらばいけないタイミングがあります。
そんな人生の岐路に立ったとき、私たちはどうすればいいのか？
現状を維持したいという潜在意識ブレーキにも、打ち克つアクセルとなるのは「絶対変わるんだ」という「決意」しかありません。
今までの自分を捨てて、新しい自分になる。
ちょっと立ち止まって考えてみると、いままでの成功体験、栄光は確かに素晴らしいものだけど、それが重荷になっていないだろうか？
過去の実績や経験が足かせになっていないだろうか？
自分に対する誇りはそのままでいい。
でも、重荷になるくらいなら、余計なこだわり、つまらないプライドは捨てるべきです。
新しい人生のために、いまを破壊する。
新しい未来は「創造的破壊」から始まります。
現状維持か、自ら未来を切り拓くのか。
あなたはどちらを選択しますか？
参考まで
