抜け毛や薄毛を予防し、髪の状態を良くするには、腸内環境を整えることが大切。
腸が汚れていると、食べた物がうまく体内に吸収されないので、十分に栄養をとっていたとしても、髪は栄養不足となってしまうのです。
腸の汚れのサインは便秘だけではなく、下痢をしやすい、便やおなかの臭い、頭痛や肩こり、肌荒れ、冷え、アレルギーなど、様々な体の不調であらわれます。
そして、抜け毛も腸の汚れのサインの1つ。
腸の汚れは放っておくと宿便となり、腸内の悪玉菌がどんどん増殖します。
それにより、発生した毒素が体内に広がっていき、血液もドロドロにしてしまう。
本来、排出されるはずの毒素や老廃物が再吸収されることによって、体内の機能が低下してしまい、髪の生成や成長に異常をきたすのです。
腸内環境の悪化が免疫を下げる!
免疫細胞の約7割が腸内にいるので、善玉菌を増やして腸内環境を整えると免疫力が高まりますが、腸内環境が悪いと免疫力が下がります。
免疫力の低下は、頭皮が乾燥したり荒れたりとトラブルの原因に。
髪は心臓や腎臓のように、生命維持に関わる器官ではないので、ウイルスや細菌に対して無防備となり侵入を許してしまいます。
それにより、抜け毛の増加に繋がります。
腸を浄化することが大切!
いくら便秘を解消したところで、下痢になっては意味がないので、便秘を解消することだけに注力するのではなく、腸をきれいにすることが大切。
腸が浄化されれば、必然的に便秘の解消にもつながります。
腸をきれいにするために
◎和食をとる
高タンパク、高カロリーとなるパンや乳製品、肉類は、腸にかなり負担をかけてしまいます。
腸が喜ぶものは、野菜や米、発酵食品。
味噌汁や納豆などは生きた酵素が豊富で、汚れた腸を掃除してくれます。
◎体をひやさない
冷えは血行が悪くなり、腸内の善玉菌の働きも鈍くなる。
それにより、老廃物が腸内に溜まり汚れてしまいます。
体を温める食べ物、飲み物を積極的に取りましょう。
ただ、不発酵茶と言われる緑茶・抹茶、またコーヒーなどはカフェインを多く含むので体を冷やします。
紅茶や鳥龍茶などの発酵したお茶や、ココアやゆず茶などは体を温める効果があるのでオススメです。
◎薬に頼らない
表面的な対処のため、安易に薬を使用すると体が薬に蝕まれてしまいます。
市販の便秘薬の7割が、大腸の粘膜に刺激を与えて無理やり出すといったもの。
腸内環境をさらに悪化させて、どんどん便秘が酷くなることもあるので注意が必要です。
全身の健康状態に、とても大きな影響を与える腸内環境。
特に中年期以降は、加齢により腸内の善玉菌が減少するので、今まで以上に食生活や運動に注意して、腸内環境を良好に保つ努力が大切になってきます。
髪の貼りがなくなった、パサつく、抜け毛が増えたなどを感じたら、外側からのケアはもちろん、内側からもケアもしましょう!
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