梅雨時期は、突然の雨に見舞われ髪の毛が頭皮に張り付いて薄毛がバレるんじゃないかと気が気じゃないですよね。
実は、頭皮にとっても決して良い気候とは言えません。
よく「頭皮が雨に濡れるとハゲる」なんて言われますが、これは本当でしょか?
雨が直接、抜毛の原因になることはないということ。
おそらく「雨は有害な酸性物質が含まれていて(酸性雨)、これが頭皮にダメージを与えて脱毛してしまう」という誤った認識から、このようなウワサが広まったのだと思います。
化学の授業でph(パーハー)値というのを習ったことがあると思いますが、phの値は7が中性、7より大きければアルカリ性、小さければ酸性です。
日本の雨のph値はだいたい5~6程度の酸性なのですが、実は人間の体もph5.5程度のほぼ同値なのです。
なので、雨が肌に与える影響ほとんどなく、頭皮が雨に濡れたからといって薄毛になることはほぼありえなせん。(酸性温泉の方がphは小さい位です)
しかし、雨が薄毛の直接原因にならないという言い方をしたのは、雨に濡れた頭皮を放うっておくと頭皮に悪影響を与えるからです。
残念ながら日本の空は澄み渡っているわけではなく、地上に降り注ぐ雨は大気中のホコリを含んでいます。
この雨を頭皮に浴びると、ホコリが毛穴に入り込み、放っておくと炎症を起こしたりして薄毛の原因になってしまします。
頭皮の毛穴詰まりを防ぐために、霧雨程度の雨であっても、できれば傘をさすようにした方がいいでしょう。
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