鯉のぼりの意味・起源・由来は?なぜ鯉を空高く掲げるのか?

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中国の故事「登竜門」

かつての武家社会において、お家の跡取りとなる男児の健やかな成長と立身出世を願って飾られたのが鯉のぼり。

なぜ鯉・コイを空高く掲げるのか?

その理由・由来については、中国の故事「登竜門」が大きく関係している。

その故事によれば、中国の山奥には「竜門」という大きな滝があり、この滝を登り切った魚は龍になり天を舞うという。

龍になることを夢見て、数多くの魚たちが滝に挑んだがことごとく失敗。

しかし、一匹の鯉が見事に竜門を登り切り、龍となって空へ上っていた。

この故事により、空高く舞う鯉のぼりは立身出世の象徴となり、お家発展を
願う武家社会の縁起物として重用されるようになった。

鯉のぼりの一番上に飾る5色の吹き流し
中国の五行説(五行思想)に由来している。

五行説の考え方は、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという思想で、それぞれに「青・赤・黄・白・黒」の5色が当てはめられている。

日本の鯉のぼりにおける吹き流しにはこの五行説の5色が使われおり、主に魔よけの意味合いで用いられているそうです。

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