絵本は子どものための読み物……。
そうイメージする人は多いことでしょう。
しかし、絵本は大人にこそメリットが多い読み物なのです。
絵本が大人に与える効果は、絵による癒やし効果だけではありません。
なかには、自律訓練法がベースになっている絵本が存在するほか、脳トレ効果が期待できるものもあるんですよ。
視覚的な記憶力を育てる。
絵本は大人の脳トレに効果的。
脳科学者の加藤俊徳氏によると、絵本のページをめくるという行為は、右脳の視覚的な記憶力を育てる働きがあるんだそうす。
絵本のページをめくる際、脳は “スケッチパッドファンクション” という、直前に見た映像記憶を頭に残すという作業を行ないながらストーリーを追っています。
スケッチパッドファンクションを機能させながら絵本を読むことは、脳トレになるのだそうです。
加藤氏は「本当は子どもよりも大人が絵本を読んだ方が良いんですよ。
今、大人はスマホや携帯で漫画や本を読みますが、字を読んだついでに絵を見て、なんとなく理解している状態です。
それは、左脳を使ってから右脳を少し使うだけなので、脳の刺激にはなっていないんです。
絵を見て記憶力と想像力を働かせた上で字を読んだ方が、脳の刺激になるんです。
だから、絵本がピッタリなんですよ」と語っています。
絵本で“脳トレ”はいかがでしょうか?
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