瞳孔の開閉のほかにも、目が「心の窓」であることを示す研究が各所でなされています。
その一つに、人は何かを脳内でイメージしているとき、その内容により目の動きを変える、というものがあります。
つまり、目が動く方向で、思考中の内容がわかるというものです。
右利きのほとんどの人たちは、視覚的イメージを思い浮かべているとき、目を上に動かします。
何らかの動き音、言葉が思い浮かんだときは、目は真横に。
内容が、触覚、嗅覚、味覚などに関わるときは右下を向き、正面を見ているときは、何かを視覚でイメージしているこが多い。
これを踏まえると、ウソをついた人は実際にあったことの記憶をたどる右脳ではなく、左脳をフル回転させて、架空の出来事を構築しているため、右上に視線をそらせるということになります。
つまり「昨日は家で何していたの?」という質問に、視線を右上に向けた人はウソをついているということになります。
なお、左利きの人の多くと少数の右利きの人の目の動きは、左右が逆になるともいわれています。
しかし、その人の目の動きの一定の法則がわかると、それに基づいた反応が得られることがわかっています。
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