脳に悪い「ぐずぐず」はほとんどの場合、栄養不足やモノの考え方。
やろうと思いながらも腰が上がらず、効率が悪く「最近、好奇心がわかず集中できない」が加わったら、悪いぐずぐず脳なので言い訳をせず対処しなければ。
脳内神経信号を制御しているホルモンは、動物アミノ酸・ビタミンB群・葉酸でそれを減衰しないように守るのがコレステロール。
神経信号は電気でありエネルギー源はブドウ糖である。
脳に酸素を運ぶのは鉄。
それを酸化しないようにアミノ酸がコーティング。
これらの栄養素が不足すると、脳はしっかり電気信号を送れなくなり「考えがまとまらない」「言われた事の骨子がつかめない」「やろうと思っても途方に暮れる」ことになってしまう。
ぐずぐず脳にしないために不可欠なのがアミノ酸・コレステロール・ビタミンB群・葉酸・鉄・ブドウ糖。
これに、血流をよくする魚由来の脂肪酸EPAが加われば完璧。
脳ミソの6割が脂で出来ていて、そのうち50%はコレステロールである。
油抜きダイエットは、ぐずぐず脳を作り出すので要注意だ。
アミノ酸・ コレステロール・ ビタミンB群・鉄は主に肉類、EPAは魚、葉酸は緑黄色野菜に含まれていて、これらを運び吸収させるためには、ナトリウ
ム・マグネシウム・カリウムなどの各種ミネラル、ビタミンA、C、D、Kなども欠かせない。
特にぐずぐず脳の人達は、タンパク質が足りないケースが圧倒的なので、肉魚・乳製品・卵をしっかり食べよう。
特に卵は、脳に必要な栄養素を葉酸まで含めて全てを持っている「完全脳食」ぐずぐず脳を治すには、最適な食品なので1日3個は食べて欲しい。
ブドウ糖は、血糖というかたちで脳に届けられる。
血糖は脳のエネルギー源ですが、注意が必要なのは糖質の摂り方。
空腹時に糖質だけをとると、いきなり血糖値が上がった後に深刻な低血糖になるので電気信号を起こせなくなり、ぐずぐず脳を作り出す原因の最たるものだ。
糖質とは血糖値を上げる食べ物のことで、白い炭水化物(ごはん、うどん、もち、パン)スイーツや甘い果物がそれにあたる。
必ず、タンパク質や繊維質(野菜や大豆製品など)とご一緒にどうぞ。
特に朝は、糖値が下がった状態で目が覚めるので気をつけてほしい。
低血糖の脳に“カツ”を入れるため、アンパンにオレンジジュース、カステラにコーヒー牛乳…なんてやっていませんか?
アイスクリームを載せたパンケーキのうっとり朝ご飯。
どうか一緒にゆで卵も食べて。
ぐずぐずする自分が許せない人は、他人目線を気にしているのだと思う。
時間の使い方に関しても「他人の理想」を生きる必要はなく、自分の脳の声を聴き自分のペースを守ろう。
出典:前向きに生きるなんてばかばかしい 黒川伊保子
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