つらい嘔吐(おうと)や下痢を引き起こすノロウイルス。
感染しないために家庭でできる対策には、どんなことがあるのか?
外出から帰った時やトイレの後。
調理する前など、こまめに手洗いをすることが重要だという。
消毒用のエタノールは、ノロウイルスには効果がないと言われている。
手のひらや甲、指先や指の間や付け根、手首をせっけんを使って泡立て、水でしっかり洗い流すことが重要だ。
キッチンやダイニングでは
家族みんなで食卓を囲んで鍋料理をつまむことも多いが、キッチンや食事をするダイニングが感染の場になることもある。
ノロウイルスは2枚貝などの魚介類にも含まれることがあり、加熱が不十分な場合に食中毒になることもある。
ウイルスは一般的に熱に弱いので、加熱処理をすることで、食中毒を防ぐことができる。
中心部まで火を通すため、85~90度になるように十分加熱する必要がある。
ノロウイルスは乾燥すると舞い上がるので、料理を盛り付ける前に皿を一度洗っておくのも効果的だ。
脱水にならないためには
下痢や嘔吐は1~2日でおさまることが多いが、脱水症状にならないように注意する必要がある。
最初は口の中が渇く状態になり、そのうち、よだれが減る。
次第にめまいやだるさが出て、重症化すると、けいれんや意識を失うこともあり、注意が必要だ。
体内から出た水分や塩分を補給する必要がある。
水ではなく、体液に近い経口補水液を飲むことをすすめる。
スポーツドリンクは経口補水液に比べると糖分が多いので、飲み過ぎに注意。
出典:朝日新聞社記事
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