栄養のかたよりは体調を崩す!栄養は食べれば効果がある?

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栄養は「食べれば効果がある」わけではありません。


食べ方を間違えれば効果がゼロになってしまいます。

「栄養のあるものを摂れば体によい」と思っていませんか?でもそれは、半分正解で半分間違い!確かに栄養のあるものを摂ることは大切です。

いくら栄養のあるものを食べても、食べ方によっては効果が得られず、全く無意味になってしまうことがあります。

また「この栄養素は美容にいいから」と、ひとつの栄養素ばかりたくさん摂りすぎると過剰症になり、持病の悪化や思わぬ病気をまねいてしまうことも。

「栄養のあるもの」を「体によいもの」にするためには、食べ物の性質を見極めて食べること。

正しい食べ方、が大切です。

食べ物の特長を生かす食べ方を!
体力増加効果でおなじみの、うなぎの場合で考えてみましょう。

うなぎは、疲労回復効果があるビタミンB1が豊富なので、スタミナアップに効果的な食材ですが、それではスタミナはつきません。 

スタミナをつけるには、ビタミンCと食物繊維が必要で、栄養バランスも大事。

でも、うなぎにはそれがほんとに含まれていません。

それらを豊富に含んでいるのは緑黄色野菜。

うなぎは緑黄色野菜と一緒に食べると、より栄養バランスの取れた食事をすることができます。

1つ1つの栄養は、あくまでもパーツ、このパーツがバランスよく揃ってこそ、効果が発揮できるのです。

5大栄養素
タンパク質
体を構成する「原料」
筋肉、骨、皮膚、髪、臓器、血液など、丈夫な体をつくるのに欠かせない栄養素。

20種類のアミノ酸からつくられ、その中に必須アミノ酸と呼ばれる9種類は、体内ではつくれないため食品から摂る必要があります。

脂質
少量でも高効率な「エネルギー」体を動かすためのエネルギー源であり、体温を保ったり、ホルモンをつくるのに欠かせません。

主に、肉の脂や乳製品などに多い飽和脂肪酸とオリーブオイルなどに多い一価飽和脂肪酸、魚油などに多い多価飽和脂肪酸の3種類の脂肪酸で構成されています。

炭水化物
糖質は即効性のある「エネルギー」炭水化物は消化吸収されない「食物繊維」と消化吸収される「糖質」からできています。

糖質は脂質同様、体を動かすエネルギーで特に脳にとっては欠かせない存在です。

燃焼が早く、吸収されるとすぐにエネルギーになります。

ビタミン
体の調子を整える「サポーター」
他の栄養素を助け、体の調子を整えます。脂溶性ビタミン9種類の13種類に分類され、働きは種類によって異なります。

体の中でつくれないものや体内での生成量が十分でないものもあるので、食品から補う必要があります。

ミネラル
機能の維持と調整をする「整備士」

ナトリウム・カルウム・カルシウム・鉄・亜鉛など、体に必要なミネラルは16種類あり、骨や歯の構成、神経や筋肉の機能維持など、さまざまな働きをしています。

体の中ではつくれないため食品から摂る必要があります。

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