熱中症予防のポイント
日頃から、こまめな水分補給
喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分補給しておくことが熱中症予防の基本中の基本。
暑い日は自然とたくさんの汗をかくものですから、無意識のうちにどんどん体内の水分が失われていきます。
ここで注意したいのは、利尿作用のあるコーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれる飲み物やアルコール類は避けるということ。
利尿作用の強い飲み物ばかり飲んでいると、反対に水分が失われてしまいます。
また、発汗によって水分とともにミネラルやビタミンも失われるため、水分だけでなくミネラルとビタミンも補給しましょう。
できるだけ暑さを避ける
体温の上昇を抑えるためにも、暑さを極力避けて生活するということも大切。
屋外に出る際は、日陰を選んで歩き、帽子や日傘を使ったりして日射しを避けましょう。
室内で過ごすときは、扇風機や冷房で室温・湿度を調整します。
節電を意識しすぎて「熱中症になってしまった!」ということのないようにしましょう。
夏風邪や二日酔いの予防も大切
夏風邪による鼻づまりで口呼吸になると、体内の水分が蒸発しやすくなります。
発熱や下痢、嘔吐といった症状が現れると、体内の水分や塩分が奪われてしまいます。
このようなことが熱中症のリスクを高めるため、夏風邪予防をすることが重要です。
風邪をひいてしまったら、熱中症にも注意しつつ安静にしましょう。
なお、お酒をたくさん飲むと体内でアルコールを分解するために水分を消費したり、利尿作用につながったりもするため、過度な飲酒は避けましょう。
飲酒した翌日は、普段よりも脱水状態になっているため、起きたら水分補給を忘れずに。
暑さに備えた健康づくり
暑さに体を慣らしておくことは、熱中症のリスク軽減が期待できます。
健康な体づくりは、熱中症だけでなく様々な体調不良予防のためにも大切です。
ウォーキングやランニングなどの軽めの運動で汗をかく習慣を身に付けておくことで、暑さや湿度の高さにも負けない体にしていくことができるでしょう。
朝食をしっかり食べる
朝食をとることで、水分だけでなく塩分補給にもつながります。
朝に水分と塩分をとると、汗をかきやすくなり、体温を下げてくれます。
そのため、日中の熱中症リスクを下げることができます。
夏場は食欲が減りがちですが、食欲がないから食べないというのは避け、特に朝食は意識して摂るようにしましょう。
寝不足を避ける
寝不足によって、脳の働きが鈍くなっていると、体温調節のための機能もうまく働かなくなってしまいます。
夏は、夜も気温が高くなるため寝不足になりやすいですが、エアコンなどをうまく利用して十分な睡眠時間を確保にしましょう。
就寝中は発汗量も多くなるため、朝起きたらしっかりと水分補給をすることも忘れずに。
参考まで