「あいうべ体操」とは、福岡県にある「みらいクリニック」の院長、今井一彰さんが考案した体操です。
口を大きく開けて「あー」「いー」「うー」ベー」とする体操。
実際に声にだしても出さなくてもいいのですが、なるべく口を大きく動かすことがポイントです。
「あいうべ体操」を続けると、口呼吸改善・免疫力UP・口内環境改善・虫歯予防・小顔効果など様々な効果が期待できます。
「あいうべ体操」で症状が改善するワケ
1、あいうべ体操は、舌の位置を整える!
健康な人とそうでない人を比べると、舌の位置が違います。
本来は口を閉じているときに舌があごにぴったりとついている状態が良いです。
舌が前歯の後ろについていたり、舌の両側に歯形がつく人は舌の位置が下がっています。
舌の位置が改善されると、唾液の分泌、歯槽膿漏、虫歯の状態まで変わります。
何より嬉しいのは、免疫力がUPします。
2、口呼吸から鼻呼吸に変えてくれる!
口呼吸を続けていると、口からいろんな病原菌を取り込んでしまい、風邪をひきやすくなり、アレルギー疾患になりやすくなります。
咀嚼(そしゃく)や嚥下機能(えんげきのう)が低下するなど、百害あって一利なし。
「あいうべ体操」は口呼吸から鼻呼吸に矯正してくれます。
3、脳の血流がUP
脳の血流が悪いと。うつや不眠、認知症など様々な疾患を引き起こします。
「あいうべ体操」は、脳のマッサージをするような効果が認められています。
「あー」で脳を冷やし血流ていか
「いー」でフラットになり
「うー」で脳を温めて血流はUP
「ベー」でフラットになる
ひとつの音を4~5秒かけて行うと、脳全体の血流をUPすることができます。
「あいうべ体操」のやり方
1、「あー」と口を大きく開く。
2、「いー」と口を大きく横に広げる。
3、「うー」と口を強く前に突き出す。
4、「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。
(声は出しても出さなくてもOK)
1~4を1セットとし、1日30日セットを目安に、毎日続ける。
真剣にやるとかなり疲れるので、慣れるまでは2~3度に分けた方が続けやすいです。
就寝前や入浴時にやるのがおすすめ。
また、しゃべるときより口をしっかり大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
一度の呼吸の質や量がわずかでも改善されると、それは積み重となって非常に大きな効果につながります。
また呼吸と同時に姿勢を正すことも大切。
猫背では肺が縮こまってしまい、呼吸が浅くなる傾向がありますので、姿勢を正して鼻呼吸を心がけて下さい。
「あいうべ体操」は簡単な体操にも関わらず、とても多くの効果が期待できます。
是非、日常生活に取り入れてみて下さい。
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